注意
初めましての方は初めまして。qwaxgoと申します。
今回は中古で買ったHP Probook 430 G8に、Ubuntu24.04 LTSを入れ、初期設定を行います。
インストール
用意するもの
- PC本体
- USBメモリ
既にしてしまったので、テキストで説明させて頂く。
今回はメモリ16GB、SSD256GB想定でやっていく。今度増設する。
デュアルブートはしないので、Windows側からBitlockerの無効化だけする。
次に、USBメモリを刺した状態でPCを一度シャットダウンし、再度電源を入れる。
この状態でF12を長押ししてブートメニューを開き、UbuntuをUSBからブートする。
なお、Ubuntuはセキュアブートに対応しているため、基本的にセキュアブートの無効化は不要。
…が、Nvidia GPU搭載ノートPCの場合は、セキュアブートを有効化しているとドライバを入れるのに苦労するようで。
面倒な方は無効化、セキュリティを重視したい方はNvidiaドライバーの署名方法を各自調べて頂ければ。
今回はオンボードなので割愛する。
その後
- 言語を選択
- アクセシビリティを必要に応じて設定
- キーボードレイアウトを選択
- インターネット接続をする
- Ubuntuをインストールを選択
- 対話式インストールを選択
- 規定の選択拡張選択可を選ぶ
- プロプライエタリなソフトウェアを入れるかどうか決める
- デュアルブートしない場合、パーティションを全削除
あとはアカウント設定なりタイムゾーンなりを決め、インストールを完了。
初期設定
設定アプリ
Ubuntuの設定アプリを開き、
- 電源管理 - バッテリー残量を表示するをON
- 電源ボタンの挙動をサスペンドに
- 外観
- スタイルをダーク及び好きな色に(私はマゼンタを選択)
- 背景は後でいい
- Ubuntu Desktop(ここはお好み)
- Auto-hide the DockをON
- Panel Modeをオフ
- Icon Sizeを64に
- Position on Screenを下に
- Configure Dock Behaviorでボリュームとデバイスを表示するをオフに
- アクセシビリティ(ここもお好み)
- 大きな文字をON
アップデート
次に、アップデートを行う。
aptのアップデート
sudo apt update
sudo apt upgrade
snapパッケージのアップデート
sudo snap refresh
その他、必須設定
ディレクトリの英語化
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
日本語入力
sudo apt install fcitx5 fcitx5-mozc fcitx5-config-qt fcitx5-frontend-all
Fcitx使用時にprofileに書き込んでいた環境変数だが
ArchWikiによると、Xwaylandを使用するアプリケーションにのみ必要なもので
グローバル設定はすべきでないらしいので一先ずこのままに。
参考:Fcitx5 - ArchWiki
必携アプリ
Logicoolドライバ
sudo apt install solaar
Vivaldi
sudo apt install vivaldi-stable
Discord
snapから導入し、日本語入力が出来ることを確認した。
snap install discord
開発関連
- URLからファイルを取得する
curl
- 設定ファイル編集に必要な
vim
- バージョン管理システムの
git
- シェルを使いやすくする
zsh
(今回は設定しない) - gitの認証を楽にする
gh(github-cli)
- パッケージのビルドに必須な
build-essencial
sudo apt install curl vim git zsh gh build-essential
エディタ用フォント
まずはフォントがはいっているuniverse
リポジトリを追加
sudo add-apt-repository universe
フォントをインストール
sudo apt install fonts-firacode
gitの初期設定
ユーザー名“qwaxgo`とメールアドレスは自分のものに
git config --global user.name "qwaxgo"
git config --global user.email "[email protected]"
VSCodeの導入
Snap版VSCodeは日本語入力が使えないという情報があったが、
Discordでは可能だったのでもしやと思って入れたら、普通に動いた。
【2024/06/08追記】Snap版VSCode使ってたのですが
GitHub Copilotの予測が暴走して日本語入力が削除できないみたいな良く分からん不具合が発生しているので
deb版に戻しました。
VSCode公式HPから.deb
ファイルをダウンロードして、
以下のコマンドを実行してインストールして下さい(バージョンは適宜置き換え)
sudo apt install ./code_x.xx.x-xxxxxxxxxx_amd64.deb
詳しい手順は割愛するが、ログインして拡張機能を導入する。
ちなみに、GitHubは先ほど導入したgh(github-cli)を使うと、
SSHログインや鍵の生成まで自動でやってくれるので楽である。
GNOME関連
パッケージ
GNOME拡張機能を使えるようにし、追加の設定もできるようにする。
sudo apt install gnome-tweaks gnome-browser-connector
GNOME拡張機能
お使いのブラウザ(今回はVivaldi)にGNOME拡張機能をインストールする
GNOME Shell 拡張機能
OneDriveのセットアップ
参考:Ubuntuのonedriveをマルチアカウントに対応するための手順【備忘録】 - Qiita
家族でOneDrive(Microsoft 365)を使用しているのでそのセットアップを行う。
マウント先フォルダ作成
mkdir ~/OneDrive
複数アカウントの利用も想定し、アカウント毎に分ける。
名前は任意で。
mkdir ~/OneDrive/qwaxgo
mv ~/Pictures ~~/OneDrive/qwaxgo/Pictures
OneDriveクライアントのインストール
先ほど追加したuniverse
リポジトリから、onedriveをインストールする
sudo apt install onedrive
設定ファイル作成
設定ファイルの雛形をダウンロードする
mkdir -p ~/.config/onedrive
wget https://raw.githubusercontent.com/abraunegg/onedrive/master/config -O ~/.config/onedrive/config
nano ~/.config/onedrive/config
アカウント毎に設定ファイルを分ける
名前は任意で
mkdir ~/.config/onedriveqwaxgo
雛形をコピーし、エディタで開く
cp ~/.config/onedrive/config ~/.config/onedriveqwaxgo/
vim ~/.config/onedriveqwaxgo/config
sync_dirをコメントアウトし、値を先程作成したディレクトリにして保存。
サービス用の設定ファイルをコピーし、エディタで開く
sudo cp /usr/lib/systemd/user/onedrive.service /usr/lib/systemd/user/onedriveqwaxgo.service
sudo vim /usr/lib/systemd/user/onedriveqwaxgo.service
ExecStartの値の後ろに--confdir="~/.config/onedriveqwaxgo"
を付け加える(ディレクトリは適宜変更)
起動
--confdir
で設定ファイルを指定することを忘れずに
onedrive --confdir="~/.config/onedriveqwaxgo"
ブラウザでログイン画面が表示されるので、
ログインに成功してアカウント連携したら
アドレスバーのアドレスをターミナルに貼り付けて認証完了。
同期
常に同期させるように設定する。
onedrive --monitor --confdir="~/.config/onedriveMyAccount1" &<br>
自動起動
systemctl --user enable --now onedriveqwaxgo
リンクを張る
シンボリックリンクを貼って終了
ln -s ~/OneDrive/qwaxgo/ミュージック ~/Music
続く
閲覧ありがとうございました!!